白い巨塔の作者、山崎豊子の作品。
なにげなく読み進めましたが、自分の考え方に大きく影響を与える本となりました。
第二次世界大戦でシベリアの捕虜になった主人公の抑留時代から物語りはスタートします。死んでいった部下のことを思いながら、第二の人生は平穏に過ごしたいと思う主人公や家族を尻目に主人公は商社に入社し、過酷な商戦に巻き込まれていく。
メインとしては、防衛庁に卸す戦闘機の入札(ロッキード事件)、中東での石油の採掘(中東戦争)の話がメインに進みます。そこに政治・国家・社内での人事問題・家族のあり方などが複雑に絡み合って、主人公が苦悩しながらも意図せずなった商社マンとして活躍していきます。
商社を希望する身としては、商社のスケールの大きさを大きすぎるほど感じ、ますます惹かれました。社内での繋がり、外部との人脈がこれほど必要とされるからこそ、商社が「人は財産なり」と強く言っているのが深く納得できます。
600ページ×4巻という超大作ですが、白い虚塔の作者だけあって、細部がとにかく綿密でどんどん引き込まれていきました。

